世界文化遺産に登録され、1日に初めての山開きを迎えた富士山。
県内3つの登山道のうち、須走、御殿場の両ルートは山開きの日としては7年振りに頂上まで開通した。待望のご来光は雲間に僅かに差した程度だったが、頂上で待ち構えた約800人は幻想的な茜色の空に魅了されていた。
静岡側では須走、御殿場両ルートで1日午前0時に、頂上までの登山道が開放されたが、普段から登山者数が多くない須走ルート5合目付近は、山開きされたとはいえ登山者はまばらであった。一方、新7合目以上の登山道は通行規制が続く富士宮ルートでは、規制を無視して登頂した登山者もいた。
江戸時代から「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉がある富士山。
無理・無謀な登山は控え、安全第一で楽しんでもらいたいものだ。