ブラック企業大賞企画委員会が「第2回ブラック企業大賞2013」のノミネート企業8社を発表した。

一体どんな企業がどういう理由でノミネートされたのか?

ノミネート企業8社と、その極悪な実態をまとめてみました。

ウェブからの投票も開始しているので、興味のある方は参加して欲しい。

http://blackcorpaward.blogspot.jp/

 

●ワタミフードサービス株式会社
休憩時間が取れない、休日出勤、強制的なボランティア活動、早朝研修、給料から天引きで買わされた渡辺会長らの著書の感想文提出など…。

報道によると、同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には「365 日24 時間死ぬまで働け」とまで書かれているそうだ。

 

●株式会社クロスカンパニー
人気ブランド “Earth Music&Ecology”で若い女性に支持があり、「女性社員の働きやすい企業」として宣伝されている企業だが…。

勤務シフトは通常3~5人で組まれているものの、相次いで3人退職した後も会社は人員を補充しなかったり、売り上げ目標達成に対する上司からの追及は厳しく、マネージャーから店長に「売上げ未達成なのによく帰れるわねぇ」という内容のメールが送られてきたり…。

極度の過労・ストレスにより死亡した女性正社員は、働いても働いても売り上げ目標が達成できないので、2009年9月に売上額を上げるため、自分で計5万円以上も自社商品を購入していたことが発覚している。

 

●株式会社ベネッセコーポレーション
2009年、人事を担当する人財部のなかに「人財部付」という部署が新設。ここに配属された女性社員は、「あなたたちには問題があります。受け入れ先を獲得する活動をしなさい」と上司から指示があったという。

仕事の大半は、段ボール箱の片づけや懐中電灯へのテプラ貼りなどの単純作業。「再教育」とは名ばかりで、単純作業をやらせることによって、社内には仕事がなく、退職以外には方法がないと思い込ませる場として設置されていた。

 

●株式会社サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)
2010年11月8日、レストランチェーン「ステーキのくいしんぼ」渋谷センター街店の店長だった男性(当時24歳)が首吊り自殺をした。男性が亡くなる前8ヶ月間(4月1日から11月7日)の残業時間は最も少ない月で162時間30分、最も多い月で227時間30分に達していた。またこの間に男性が取得できた休日はわずか2日のみであり、亡くなった当日まで連続90日勤務していた。

さらに、男性は名ばかりの「管理監督者」として扱われ、残業代、ボーナスも支給されておらず、男性上司から「業務の指導の範疇を超えた、人格否定または罵倒する発言」が執拗にあったほか、「時には頭を殴るなどの暴行も行われていた」という。

 

●株式会社 王将フードサービス(餃子の王将)
餃子の王将では労働時間管理をコンピュータで行っており、1日10 時間を超える労働時間は入力できない仕組みになっており、組織的に残業代の不払いを行っていた。

また、王将フードサービスは過酷な新人研修についても度々報じられており、逃げ場の無い合宿形式で行われる研修では、「王将五訓」の暗唱や王将体操などをさせられるという。

 

●西濃運輸株式会社
神奈川県内の支店で事務職をしていた23歳の男性が、「毎日12時間以上働かせ、サービス残業を強要した」などと書かれた遺書を残し、2010年硫化水素を発生させて自殺。

西濃運輸の悪質な点は、2009年11月以降、男性が三度にわたり退職を申し出ているにもかかわらず、会社側がそれを拒否していたところにある。一度ならず三度にまでわたり退職を拒否し、一年以上仕事に縛り続けており、もし最初の申し出でで退職できていれば、男性は命を落とさなくて済んだかもしれないのだ。

 

●株式会社東急ハンズ
大手量販店として有名な「東急ハンズ」では、バレンタインデー商戦の裏で30歳の男性が命を落としていた。

亡くなる直前の2ヶ月間はバレンタイン商戦などの繁忙期で、時間外労働は平均して月に約90 時間を数えた。そして、2004年3月、帰宅後に「しんどい、もう限界や」と話した後、心臓に異常をきたして就寝中に突然死している。

 

●国立大学法人東北大学
2007年12月、東北大学薬学部助手の男性(当時24歳)が「新しい駒を探して下さい」との遺書を遺し、研究室から投身自殺。

同大大学院薬学研究科博士課程に在籍していた男性は、07年6月に「人手不足」との理由で指導教授から請われ退学し助手に就任した。当初の話では学位取得のための研究を優先できるはずが、実験機材の修理や実習指導に追われ、自殺直前2ヶ月の時間外労働は104時間及び97時間だったという。

また07年10月からは指導教授の指示により、生殖機能異常などの副作用がある抗がん剤の実験に従事し、排気も十分にできない環境で、ほぼ一人だけでの実験を強いられ、友人達には「もう子どもはできない」と漏らしていたという。しかし、このような環境にもかかわらず指導教授は、「仕事が遅い。他の子を採用すれば良かった」などと男性を叱責しており、自殺前にはうつ病を発症していたと見られている。